
スペインのオンラインゲーム分野の規制機関であるゲーミング規制総局(DGOJ)は、2024年第1四半期の市場レポートを発表した。第1四半期中、オペレーターのゲーム総収入(GGR)は3億5,069万ユーロ(3億8,140万ドル相当)で、前年同期比15.14%増、前期比11.23%増となった。
売上総利益の内訳は以下の通り: カジノ1億6,776万ユーロ(1億8,250万ドル)(47.84%)、ベッティング1億5,028万ユーロ(1億6,350万ドル)(42.85%)、ポーカー2,845万ユーロ(3,090万ドル)(8.11%)、ビンゴ419万ユーロ(456万ドル)(1.19%)、コンテスト2,000ユーロ(2,175ドル)。
カジノセグメントについては、2023年第4四半期と比較して2.05%の減少が見られたものの、前年同期比17%の増加となった。この前年同期比の伸びは、スロットマシンが14.98%、ライブルーレットが22.19%。
前四半期との比較では、コンベンショナルルーレットが9.69%、ブラックジャックが7.32%、ライブルーレットが6.37%増加したが、スロットマシンは7.51%減少した。
ベッティングは前年同期比15.37%増、前期比30.99%増。このセグメントでは、従来のスポーツベッティングが前四半期比588.84%増、ライブベッティングが同31.69%減となった。競馬ベットは28.36%減少し、その他の対抗馬ベットは1.57%増加した。

ポーカーでは前期比11.98%増、2023年同期比3.99%増。トーナメントポーカーは11.19%増、キャッシュポーカーは13.91%増。年間変化率はそれぞれ2.04%と8.91%とプラスである。
最後に、ビンゴは前四半期比9.18%、2023年同四半期比24.93%の成長を遂げたが、コンテストは前年比99.38%の減少となった。報告書によると、このセグメントは2021年第1四半期の年間変動率が-7.59%、2022年-85.15%、2023年-4.89%と不規則な動きを示している。
ユーザーとマーケティング
DGOJの四半期報告書では、プレーヤーの入出金が前年同期比でそれぞれ15.85%、13.9%増加したことも報告されている。アクティブなゲームアカウントの月平均は1,327,575で、これは前四半期比4.57%の伸びを意味し、年間変動率は14.58%のプラス。
同様に、新規アカウントの月平均は148,862ユーザーで、四半期ベースで15.21%の増加、年間では33.64%のプラスとなった。2024年第1四半期中、78のライセンスオペレーターのうち、50がカジノセグメント、41がベッティング、9がポーカー、4がビンゴ、2がコンテストで運営された。
マーケティング費用に関しては、2024年第1四半期に1億1,279万ユーロ(1億2,280万ドル)が投資され、その内訳は、プロモーションに5,567万ユーロ(6,060万ドル)、広告宣伝費に4,178万ユーロ(4,550万ドル)、提携費用に1,427万ユーロ(1,550万ドル)、スポンサーシップに107万ユーロ(120万ドル)であった。
内訳は、広告費が22.49%増、アフィリエイト費が14.82%増、プロモーション費が10.92%増、スポンサーシップ費が27.23%減であった。